新規事業、独立起業、既存事業の見直し…。世の中の有名な企業や他社ではどのような戦略で事業を展開してきたのか気になり出します。
他社をリサーチする際、外部のコンサルやリサーチ会社から情報を収集する方法もありますが、コスト面や時間軸などを考えた時にホイそれと手を出すことが難しいかと思います。
そんな時に手軽に、誰でも、いつでもできることは「経営戦略について書かれた本を読む」ということです。
経営戦略の作り方や考え方、他社のケーススタディを学ぶことでいろんな気づきが出てきます。
時代のトレンドで経営戦略の考え方が変化しています。
ブルー・オーシャン戦略
ランチェスター戦略
プラットフォーム戦略
フリーミアムモデル
サブスクリプションモデル(サブスク)
などなど。
あげていけばキリがないくらい、日々いろいろな考え方が出てきています。経営戦略は時代のトレンドと自社の強みや弱みを重ね合わせて作り上げていくものです。
学者や実業家が実際に取り組んでいた経営戦略を書籍を通じて追体験し、自社の戦略構築の参考にしてみてもいいかもしれません。
・これから社会人になる上で経営戦略の考え方について学んでおきたい
・経営的視点を持つために他者の事例やトレンドを知っておきたい
・新規事業を検討しており、多くのケーススタディを学びたい
・経営者として次の新規事業や事業展開の参考にしたい
このようなことを考えている人にこの記事はオススメできます。
オススメする理由
私はファーストキャリアから現在まで一貫して経営コンサルの仕事をしています。
経営コンサルの仕事の成果は「コンサル先に企業の業績を良くすること」と認識をしています。
業績を良くするためには、
・経営管理
・戦略構築
・人材育成
・財務管理
など多岐にわたる知識と実務が求められます。
それぞれの課題に対して打ち手を考え続け、実際に実行し成果を残すことで、ようやくコンサルとしての役割が認められます。
このような課題の上流に位置するのが経営戦略です。
そして、常に経営課題解決のお手伝いをしているなかで感じるのは、経営戦略論のアルフレッド・チャンドラーが残した「組織は戦略に従う」という言葉です。戦略なくして打ち手は考えられません。他者の戦略や考え方は常に変化し続けています。経営にかかわる人たちは学び続けなければなりません。
・経営者で日常的に経営戦略を学んでいきたい
・他社の戦略を分析して自社の次の打ち手を考えたい
・新規事業を考える際のアイディアにしたい
【目的別】オススメの経営戦略本11選
私がこれまで読んできた経営戦略についての本を整理してみました。主に専門家(学者)の書籍を中心にまとめました。Amazon.co.jp(アマゾン)のリンクでまとめています。
・いま大学生で、これから社会人になる人
・経営戦略のトレンドや考え方を学びたい人
・経営的視点を身につけたい人
・新規事業を考えている人
・他社のケーススタディを参考にしたい人
世界標準の経営理論

世界の経営学では、複雑なビジネス・経営・組織のメカニズムを解き明かすために、「経営理論」(management theories)が発展してきた。その膨大な検証の蓄積から、「ビジネスの真理に肉薄している可能性が高い」として生き残ってきた「標準理論」とでも言うべきものが、約30ある。世界の経営学者の英知の結集である。しかし、その知の大部分は学者だけの財産として眠っており、体系化も十分にされず、当然ビジネスパーソンにも知られてこなかった。これは、その標準理論を解放し、可能なかぎり網羅・体系的に、そして圧倒的なわかりやすさでまとめた史上初の書籍である。(内容:「BOOK」データベースより)
ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件

戦略の神髄は、思わず人に話したくなるような面白いストーリーにある。多くの事例をもとに「ストーリー」という視点から究極の競争優位をもたらす論理を解明。(内容:「BOOK」データベースより)
経営戦略全史

コンサルタント、学者、企業家たちは、こうしてビジネスを進化させてきた!ビジネス史を変えた戦略コンセプトを総ざらい。一気読み!経営戦略丸わかり。(内容:「BOOK」データベースより)
ケースメソッドMBA実況中継 01 経営戦略とマーケティング

ビジネススクールで行われているディスカッション授業を紙上で完全再現!ファイナンシャル・タイムズ、英QS社など、世界MBAランキンクで国内1位にランクイン!人気ビジネススクールの講義録を書籍化。(内容:「BOOK」データベースより)
ビジネスに役立つ経営戦略論 — 企業の戦略分析入門

実践性を備えつつ、難しい箇所には*を付け、学習の目的に合わせて選択して学ぶことができる。戦略の分析に重点を置き、コラムやケーススタディもふんだんに充実したテキスト。(内容:「BOOK」データベースより)
両利きの経営

【内容】
世界のイノベーション研究の最重要理論「両利きの経営」に関する初の体系的な解説書。日本では、クリステンセン教授のベストセラー『イノベーターのジレンマ』がよく知られているが、世界の経営学は、こちらが主流である。本書は、世界の経営学をリードするオライリー教授とタッシュマン教授による実践的な経営書である。豊富な事例を挙げて、成功の罠にはまった企業・リーダーと、変化に適応して成長できたそれとを対比させながら、イノベーションで既存事業を強化しつつ(深化)、従来とは異なるケイパビリティが求められる新規事業を開拓し(探索)、変化に適応する両利きの経営のコンセプトや実践のポイントを解説する。これは、多くの成熟企業にとって陥りがちな罠であり、イノベーション実現に必要な処方箋が、この理論の中にある。(内容:東洋経済新報社より)
経営戦略の論理 〈第4版〉―ダイナミック適合と不均衡ダイナミズム

顧客のニーズをダイナミックにとらえ、競争優位を構築し、資源・技術を利用蓄積し、人の心を動かす―。良い戦略のエッセンスを理解し、戦略策定に欠かせない構想力を磨き上げる。進化し続けるロングセラーテキストを全面改訂。(内容:「BOOK」データベースより)
V字回復の経営―2年で会社を変えられますか

「2年で黒字化できなければ、退任します」―。戦略的なアプローチと覚悟(高い志)を武器に不振事業再建に取り組む黒岩莞太は、社内の甘えを断ち切り、業績を回復させることができるか。実際に行われた組織変革を題材に、迫真のストーリーで企業再生のカギを説いたベストセラー。(内容:「BOOK」データベースより)
この1冊ですべてわかる 経営戦略の基本

経営戦略の策定と実施のノウハウを1冊に凝縮。(内容:「BOOK」データベースより)
経営戦略の思考法

リソースベース、ポジショニング等々様々な考え方が入り乱れている経営戦略。経営学の第一人者が切れ味鮮やかに戦略の地図を解説し、組織の暴走、シナジーの崩壊などの問題点も浮き彫りにする待望の経営戦略入門。(内容:日本経済新聞出版より)
失敗の本質―日本軍の組織論的研究

大東亜戦争での諸作戦の失敗を、組織としての日本軍の失敗ととらえ直し、これを現代の組織一般にとっての教訓とした戦史の初めての社会科学的分析。(内容:中央公論新社)
まとめ
以上、経営戦略のオススメ書籍でした。
ビジネスリテラシーを高めるためには、「すでに経験をしている人の経験を追体験する」が最短距離だと思います。
これからビジネスに触れる方も、すでに経営を営んでいる方も参考になると思います。
最新の経営本がでれば常に更新をしていきますので定期的にチェックしていただければと思います。
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