おはにちばんわ。管理人です。
2021年に資金調達をした企業は約430社になりました。※1,2
シリーズごとに平均の資金調達額を出してみました。一部異常値になる調達(Spiber株式会社、スマートニュース株式会社、株式会社SmartHR、株式会社TBM、株式会社アストロスケールホールディングスなどの100億超の調達)もあるため、あくまでも参考として見ていただければと思います。
平均調達額の算出方法は単純に、「調達額 / 企業数 =1社あたりの調達額」です。
ラウンドは明確にリリースで出されている企業のみの情報になります。
※1 2021年12月27日次点
※2 あくまでリリースを出していて情報をキャッチできた企業のみです
全体感(各ラウンドの累計調達額、累計社数、1社あたりの平均調達額)
全ラウンドにおける、累計調達額、累計社数、1社あたりの平均調達額を可視化すると以下の図のようになりました。
イメージの通り(?)ラウンドが進むごとに1社あたりの調達額がグッと伸びています。ただ、注目すべきはシード~プレAシリーズの調達額。
ラウンドAシリーズの前にもかかわらず、平均1.3億円の平均調達額になっていました。以下3社が引き上げているとはいえ、年々VCなどからの調達環境が出来上がっているような気がします。
- 株式会社令和トラベル(22.5億円)‥‥旅行代理店業
- MyDearest株式会社(9億円)‥‥VRゲームの展開
- NOT A HOTEL株式会社(8.5億円)‥‥NOT A HOTELの企画・販売・運営

全ラウンド(シードラウンド~シリーズFラウンド)での1社あたりの平均調達額
2021年における全ラウンドでの累計調達額は【2,048.88億円】でした。この期間に同ラウンドで調達した企業数は【211社】です。
全ラウンドにおける1社あたりの平均調達額は【約9.6億円】です。
シード~プレAラウンドでの平均調達額
2021年におけるシード~プレAラウンドでの累計調達額は【109.12億円】でした。この期間に同ラウンドで調達した企業数は【87社】です。
シード~プレAラウンドでの1社あたりの平均調達額は【約1.25億円】です。
シリーズAラウンドでの平均調達額
2021年におけるシリーズAラウンドでの累計調達額は【371.96億円】でした。この期間に同ラウンドで調達した企業数は【59社】です。
シリーズAラウンドでの1社あたりの平均調達額は【約6.3億円】です。
シリーズBラウンドでの平均調達額
2021年におけるシリーズBラウンドでの累計調達額は【564.2億円】でした。この期間に同ラウンドで調達した企業数は【38社】です。
シリーズBラウンドでの1社あたりの平均調達額は【約14.8億円】です。
シリーズC~Fラウンドでの平均調達額
2021年におけるシリーズC~Fラウンドでの累計調達額は【1,003.6億円】でした。この期間に同ラウンドで調達した企業数は【27社】です。
シリーズC~Fラウンドでの1社あたりの平均調達額は【約37.1億円】です。
まとめ
スタートアップの調達環境が年々よくなっている肌感覚があります。2022年以降も引き続き伸びていく気がしますが、どうなるのでしょうか?
ご意見・コメント・SNSのシェアしてもらえると嬉しいです!では、また。
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